鹿shika

シビル・ウォー アメリカ最後の日の鹿shikaのレビュー・感想・評価

3.8
権威主義的な大統領に反発し。連邦政府から19の州が離脱したアメリカ。ジャーナリストの視点からアメリカの内戦を描く。

これは素晴らしい!!
近未来の世界を描いているものの中で一番リアリティがある内容。
もしかしたら明日こうなってもおかしくない。

戦場ジャーナリストという仕事が第一のため、目の前で亡くなっていく人たちを、冷静にシャッターを切っていく。
本作でジェシーという若いカメラマンにそれを説くシーンは印象的だった。

そしてその生き方が託されたラストシーン。

まだ考えが未熟なジャシーには、イライラすることもあったけど、あのラストは非常に上がったし、シャッターが切られていく演出にも震えたね。

これまで近未来SFを映し出してきたアレックス・ガーランド監督。
今までが”静”だとして、本作は”動”という感じ。

素晴らしいの一言!
鹿shika

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