まじで良かった。
今年始まったばかりだけど、暫定1位の映画でした。
デヴットがベンジーに対して抱く複雑な感情、人間味がありすぎてよく分かるなあ。
破天荒で自分勝手で浮き沈み激しいしデリカシーが無い場面も多い反面、ある意味素直で純粋で自由で、どこか危なさがあって…そんなベンジーの魅力に結局皆惹かれてしまうのよ。
一方で真面目にしっかり生きているデヴットは、そんなベンジーが眩しくて妬ましくて羨ましくて苛立ちもあって、嫌いだけど好きで…
という、めちゃくちゃヒューマンドラマな映画でした。
最後は度が終わって家族の元に帰っていくデヴットと、空港のベンチに座ってるベンジーの対比シーンで終わる。
この時のベンジーがなんだか帰る場所や居場所がなくて、迷子の子供みたいに見えてとても切なかった。
はたから見たらベンジーはすごく魅力的で好かれやすくて明るいヤツに見えるかもしれないけど、そうじゃないよね。