Jun潤

カーリングの神様のJun潤のレビュー・感想・評価

カーリングの神様(2024年製作の映画)
3.5
2024.11.13

予告を見て気になった作品。
カーリング女子というと、「もぐもぐタイム」や「そだね〜」など北海道のチームがイメージとして強そうですが、僕の地元であり今作の舞台である長野県でも、カーリングはウィンタースポーツとして盛んなものの一つ。
地元の言葉とか地名とか出て来ないかなーとも期待しつつ今回鑑賞です。

長野県北佐久郡、御代田町。
本州最古のカーリング場があるこの町にはかつて、「みよステラ」という優勝経験もあるチームが存在した。
メンバーが成長するとチームは解散したが、この町でカーリングの国際大会が開催されることに。
世界で活躍するような憧れの選手と試合をするため、エキシビジョンマッチに出場するべく、元「みよステラ」メンバー・香澄はかつてのメンバーを集め始める。
しかしメンバーの一人、舞は軽井沢の強豪チームに所属しており、エキシビジョンマッチで「みよステラ」と戦うこととなる。
香澄と、他のメンバーだった優芽と沙帆、そして東京からの転校生・実乃梨による新生「みよステラ」は勝つことができるのかー。

やっぱ地元の風景ってリラックスしちゃうんですよね……。
田舎あるあるかもしれませんが、特に長野県内は長野市と松本市の因縁が根深く、それが御代田町と軽井沢にもあることがセリフからも表れていて懐かしい気持ちになりました。
いえ、なり過ぎてしまったと言った方が正しいかも。
気付いたら試合シーンでした。笑

記憶のあるシーン自体少ないので恐縮ですが、『空飛ぶタイヤ』『シャイロックの子どもたち』の本木監督ということで、池井戸潤原作の作品ではないけれど、ダイジェストの場面としっかり描く場面のバランスが妙にチグハグだった気がします。
試合シーンだけかもしれませんが、練習の場面もそうだったような記憶があります。
特に試合シーンなんかはもっとドラマティックに演出できそうなところを、ダイジェストの部分とタクティクスな部分の両輪で描いていて、カーリングという競技自体にスピード感は不要なのかもしれませんが、映画内の時間としてはもっとサクッとするか、青春スポーツものらしく青春ドラマの部分に振っても良かったのかなと。
ま、どの口が言ってんだって話ですが。

主題歌はSTU48。
長野と瀬戸内に何の関係が?と思っていた程度で、鑑賞前・鑑賞中は特に気にしていませんでしたが、エンドロールの最後はガッツリライブ映像。
秋元康が製作に絡んでいたとかならまだ納得できましたが、そうでもないのでいよいよ謎です。
Jun潤

Jun潤