堪能メンなまあじ

ブルー きみは大丈夫の堪能メンなまあじのレビュー・感想・評価

ブルー きみは大丈夫(2024年製作の映画)
3.0
試写会鑑賞

ブルーなのに青じゃなくない?は一応スッキリできた。


良い話は良い話だし、そっちか!と思わせてくれる展開は純粋に楽しめた

が、イマジナリーフレンドものと考えるとどうなんだろう?という感じ。

「忘れられると消えてしまう」というセリフからして、消えないように必死になるお話し…と思いきや、消える気配も全くなく。
そしてイマジナリーフレンドを生み出した当事者が忘れても新しい友達を見つければ良い…と言いつつそれも本題なのかも微妙。

全体的にやっていることが、どれが本筋なのかが曖昧でブレブレだった感じがする。

「子ども向け」と言ってしまえばそうかもしれないけど、言い方を変えればある意味「子どもだまし」とも取れなくなかった。

あと本編中、終始“それっぽい”音楽が多用されすぎてて、音楽無いシーンは無いのか?とも思えたし、光の逆光の使い方とかもわざとらしかったかも。

そして何より自分にはブルーに正直愛着を全く持てなかった。
し、タイトル(邦題)になってるほどブルーが重要キャラかも微妙だった苦笑

冒頭に書いたように良いお話しは良いお話しに違いないんだけど、もっと大人も納得できる物語にすることはできたんじゃないかな?と思った。

(マイナスいっぱい書いておきながら)嫌いじゃないけど、何回も観たい作品ではなかったかな。