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スリー・キングスのtanakaのレビュー・感想・評価

スリー・キングス(1999年製作の映画)
4.0
10年以上前に1度見た本作を再視聴。
1度目観賞時は自分が幼かった為内容がよく理解できていなかったが、妙に印象に残っていた映画だったのでもう1度見直し。視聴前はアメリカ万歳映画なのかと思っていたが、そんな事は無かった。

アメリカが石油の利権を確保するために引き起こした湾岸戦争に対し一貫して反対の立場を取った映画で、良い意味で予想を裏切られた。イラク兵とアメリカ兵、それぞれの立場を対比する描写や捕虜となっていたマーク・ウォルバーグが自らに拷問を行ったイラク兵に対し報復を行わなかった場面が印象に残ってる。コミカルにストーリーは展開していくが、クライマックスの戦闘からラストまではシリアス調。難民たちの為に3人が最後にとった行動には素直に感動したし、重くなく軽い気持ちで鑑賞でき、それでいて考えさせられる映画だと思う。

因みに「I just want to celebrate」はエクスペンダブルスでも使われてたけど、本当に軍隊にマッチするね。
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