スリー・キングスの作品情報・感想・評価

「スリー・キングス」に投稿された感想・評価

MiYA

MiYAの感想・評価

2.0
4人の兵士が隠された金塊を探しに単独行動を起こす。そんな突飛な話ですが、どうもストーリーがうねうねと蛇行してシャキッとしないのですね。4人のキャラクターの描き分けもイマイチ。戦争の現実を皮肉って描いているとは思いますが、いまひとつ映画としての焦点が絞れていない気がします。
マイケルジャクソンの顔が変になったのはお前らアメリカ人が黒人を差別するからだ!
shino438

shino438の感想・評価

3.0
[2018.11.03再鑑賞]個人的には「続・荒野の用心棒」を思い出した。ある村で起こる銃撃戦のアクションは、本作の最大の個性であり、見せ場だから絶対に観てほしい。

湾岸戦争中のドサクサに紛れて金塊を強奪しようとするアメリカ軍兵士の話。デビット・O・ラッセルは観客の目線をうまく「戦争する事の意味」を間接的な表現で見せている気がする。背景を知らなくても楽しめる映画だけど、背景を知れば反体制派の村民たちの現状について考えさせられることになる感情移入が深まる。

俯瞰でみた「何が正しいのか」はさておき、あの現状で主人公たちが起こす「村民を守る」に至る感情は人としてあってほしい。結果的にはアメリカ映画が戦争を描くとこうなってしまう流れにはなってるけど、この映画は「社会派ではあるがファンタジーでコメディ」であるという前提で観れば、良い映画だと思うんだな。

ジョージ・クルーニーが最高にカッコいい。個人的には「ER」や「オーシャンズ」よりもこの映画や「ピースメイカー」「アウト・オブ・サイト」のタフな役柄がカッコいいと思う。
tanaka

tanakaの感想・評価

4.0
10年以上前に1度見た本作を再視聴。
1度目観賞時は自分が幼かった為内容がよく理解できていなかったが、妙に印象に残っていた映画だったのでもう1度見直し。視聴前はアメリカ万歳映画なのかと思っていたが、そんな事は無かった。

アメリカが石油の利権を確保するために引き起こした湾岸戦争に対し一貫して反対の立場を取った映画で、良い意味で予想を裏切られた。イラク兵とアメリカ兵、それぞれの立場を対比する描写や捕虜となっていたマーク・ウォルバーグが自らに拷問を行ったイラク兵に対し報復を行わなかった場面が印象に残ってる。コミカルにストーリーは展開していくが、クライマックスの戦闘からラストまではシリアス調。難民たちの為に3人が最後にとった行動には素直に感動したし、重くなく軽い気持ちで鑑賞でき、それでいて考えさせられる映画だと思う。

因みに「I just want to celebrate」はエクスペンダブルスでも使われてたけど、本当に軍隊にマッチするね。
軽いノリのおバカコメディ系映画かなと思って見たら、世界で本当に起こってる「現実」を直視した社会派映画だった。
スパイクがおバカだけど可愛いいんだ(;_;)
🇺🇸を批判しながらも🇺🇸人が人道を通す…スッキリ爽快な映画じゃないけど心に残る、好きな映画のひとつになりました。
劇場で見てからもう20年近くも経つのですね。20年なんてあっという間です😇
本作は棚ぼた的にフセインの隠し金塊の在り処を知った兵隊ヤクザな連中が昼飯前に金塊を強奪しに行った先で、アメリカが主導した湾岸戦争が引き起こした結果や本当の意味、戦争終結などでは解消出来ないイラク国内の諸問題を眼前で見せつけられる。お気楽ギャグ満載の戦争アクション映画かと思いきや、アメリカ的にはハッピーに圧勝した湾岸戦争に対する痛烈な批判がそこかしこに込められているれっきとした社会派ドラマです。混乱に乗じて金塊強奪を狙うコソ泥風情が最終的には難民達を救う「三賢者」になる姿が実に美しいし、彼らのその後の人生が何気にハッピーなのも後味が良かった。描写的には……停戦命令に従って白旗を振っている若いイラク兵をマーク・ウォールバーグが全くやる気のない味方に再三確認しつつ射殺してしまうシーン、戦勝に浮かれまくる米兵たちのバカ騒ぎのシーン、Beachboysのカセットをハンヴィーで爆音再生しながら砂漠を疾走するシーン、踏んだ地雷が炸裂してバラバラになる牛のシーン、ライフルで撃たれたダメージを人体断面イメージで詳細に解説するシーン、ミルクを満載したトレーラーにロケット弾が撃ち込まれミルクの洪水が起こるシーン、身悶えする程苦しい肺を圧迫している空気を器具で抜いて九死に一生を得るシーンなど、かなり印象的な絵面が多い作品です。今作公開から2年後に同時多発テロが起き、その2年後には再びイラクが戦場になるイラク戦争が勃発する訳ですがこの映画を見直すと無常感を感じます。
湾岸戦争を題材にした社会派ブラックコメディ作品。
J・クルーニー、M・ウォールバーグ、アイスキューブ主演。

湾岸戦争終結後のイラク。イラク軍がクウェートから奪った金塊が隠されているとして、主人公たちは上官に秘密でその捜索を開始する。

描写としてはシリアスではなく、湾岸戦争の正当性を疑うとともにアメリカの自己中心的な政策、態度をコメディで演出し非難する社会派作品だった。

製作年的にイラク戦争はまだ起こっていないので、アメリカ人が学ぶことなくイラク戦争を引き起こすという予言めいたセリフは面白かった。
「大義のためにアメリカが君を必要としている、ブッシュが君を必要としているんだ」とJ・クルーニーが現地人に協力を申し出るも、無理だと分かった途端に「金を払う」って言ったシーンには笑ってしまった。

どんなにアメリカを皮肉った作品だとしても最後はアメリカを美化する演出は、ハリウッド作品ならではというか、お決まりという感じがします。

まだ流行る前なのでM・ウォールバーグがとにかく若い。
"ダイハード4.0"のC・カーティスが出てました。
satchan

satchanの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

湾岸戦争が終わり停戦協定を結んでいる最中のイラクが舞台。イラクVSアメリカだけではなく、イラク政府軍VSイラク市民が描かれていて、面白かった。湾岸戦争が無意味で空虚なものだったと感じているアーチー少佐他、アメリカ軍の兵士が、イラク市民をイラク政府軍から守ろうとするところには、人間らしさが感じられました。でも金塊という金品を目の前にすると、アメリカの正義を振りかざして、優位に立とうとする矛盾。そんなアメリカ軍に負けないイラク市民の発言や、政府軍による尋問にも、多くのメッセージを感じます。

レンタルDVDにある特典映像の中に、監督が作品に込めた思いを綴るメイキングがあり、興味深かったです。様々な撮影技法を試し、砂漠の砂で荒れた絵を作ったらしい。ただ個人的には、クリアな映像の方が好きかな、と思います。撮影地を探して、アリゾナに廃坑を見つけ、そこで、写真を元にイラクの風景を再現した、とか。地下壕、サンドバギーなど、当時のイラクのイメージを心に思い描くことができました。

マーク・ウォールバーグがイイ人兵士役で、『ディパーテッド』『ミニミニ大作戦』などとは違うの印象でした。家族思いで、イラクの市民にも共感し、人助けに奔走するような役どころ。拉致された時に自身の入れ墨を消すメークを施して善良な兵士に臨んだとか。ジョージ・クルーニーとは、『パーフェクト・ストーム』でも共演してましたよね。2回目?と思い調べたら、プロデューサーなどとして、タッグ組んでる作品があるようでした。『コラテラル・ダメージ』『トレーニング・デイ』『コロンビアーナ』などのクリフ・カーティスが巻き舌英語で、妻を失うイラク市民を熱演。また、『マルコヴィッチの穴』を監督したスパイク・ジョーンズがコンラッド役で出演しているのを見れたことが嬉しかった。

生死がかかった窮地で人々がとる行動。任務優先か、人間の理性をとるか、など、選択を迫られるシーンがあり、考えさせられます。単なるアクション娯楽映画に終わらない良さがありました。登場人物を通して、湾岸戦争に疑問を抱いている監督の思いが伝わってくる作品でした。
yadakor

yadakorの感想・評価

2.0
アメリカの戦争は戦後の反戦ビジネスまでがセットだなあとつくづく思う
WW2、朝鮮戦争、ベトナム戦争、近年の中東系戦争、、終わるたびにこの戦争はなんだったのか、アメリカは反省した、そればっか
なのでこういうコメディ調の戦争映画はむしろ滑ってて、シリアスに作ってあるほどアホらしくて笑える
わだ

わだの感想・評価

3.0
戦争ものにしては悲しくないむしろワクワクするような話だった。
社会風刺もありつつ、飽きない面白さ
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