Osamu

桃の花の咲く下でのOsamuのレビュー・感想・評価

桃の花の咲く下で(1951年製作の映画)
4.0
お母さんの愛を観る映画。

再婚した元夫に8才の息子を託したお母さんの物語。

水商売でお金を稼いで息子を育てて来ましたが、息子を元夫に託した後は、子どもたちと接していたいと、紙芝居屋になります。唄う紙芝居屋。子どもたちに大人気。

みなさん、紙芝居屋をご存知ですか。空き地に子どもたちを集めて、紙芝居を読み聞かせる。紙芝居を観ながらナメるアメを子どもたちに売るのが収入源。

流石に僕も実経験ありません。でも、その時代の子どもだったら紙芝居に釘付けになったでしょうね。僕も、映画好きなフィルマークスユーザーのみなさんも。

彼のためにと考えて、元夫に託したけれど、本当は離したくない我が息子。お母さんを想うと悲しくて悲しくて。

現在、東京・シネマヴェーラ渋谷にて開催されている「孤高の天才・清水宏 没後五十年メモリアル」にて。今朝、たまたまTwitterでこの企画を知り、観て来ました。

いやいや、おもしろいです、清水宏監督。ハマりました。

5月20日まで開催しているので、時間の許す限り観てみます。
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