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ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争のbunrokuのレビュー・感想・評価

3.5
中学生の頃に見た気狂いピエロの衝撃は忘れられない。これまで知ってるつもりでいた映画とは異形の映画。映画はどこまでも自由なんだと教えてくれた。そんなわけで良くも悪くもゴダールは、いつも僕の頭の片隅に居続けた。たとえまったく訳が分からなかったり面白くなかったりした作品に出会っても。そして遺作、予告編、と銘打った今作、もちろんファン以外の人には勧めがたいけど、「初心者の情熱と冒険心をもって今一度映画を作ることができるだろうか(勝手な意訳)」と弱々しい声で呟くゴダールに少し涙ぐみました。こんなに素直で感傷的なゴダール、初めてかも。長い間ありがとうゴダール😭
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