「アメリカンユートピア」の衝撃でトーキングヘッズ を聴くようになり、関連作としても名前が挙がっていた本作。
贔屓にしている配給会社A24が ”4Kレストア” 上映することが決まっていたので、自宅で観るのをグッと我慢してようやく劇場鑑賞することができました。
待った甲斐があった!!
喜びと多幸感に満ち溢れ、思わず歓声をあげそうになってしまう臨場感。
約30年の時が経った今でも、缶詰を開けたようにフレッシュなエネルギーが空間いっぱいに広がる映画でした。
演奏やダンスはもちろん、洗練されたライブ構成、深みのある演出と言葉は、ライブであり、パフォーマンスアートのようでもある。アメリカンユートピア同様、一瞬の無駄も隙もない。
何より演者も観客もスタッフも皆、
心から楽しそうなのがいい!!
劇場の椅子で観ているこちらも、同じ熱量で楽しむことができました。
(踊りたいのをずっと我慢してたけどBurning Down the Houseあたりで限界がきて、両手で腕を抑えながら悶えました。新手の拷問)
そして映画好きとしても、関わっているアツい面々に興奮せずにはいられない。
監督は「羊たちの沈黙」のジョナサンデミ、撮影は「ブレードランナー」のジョーダンクローネンウェス、タイトルやクレジットのタイポグラフィーはキューブリックの『博士の異常な愛情』も担当していたパブロフェロ 。
一つのバンドにこれほどの面々が集まるのだから凄い。しかしそれほどの魅力がこのバンドにあるということ!!
劇場で観られて本当に良かったです。