このレビューはネタバレを含みます
モノクロ化によって情報量が増し、時代背景も相まってどのシーンもバチバチに決まっている。ただ、『ゴジラ』を思い出すには本編の記憶が色濃く残っているので、一年後に観ればもっと面白かっただろうな。
CGは本編以上に馴染んでいるが、特撮として作られてないのでモノクロによって映えるわけではない。どうしても古い年代を想定してしまうので、ドラマパートの味の濃さはかなり引っかかった。大袈裟な演技や先の展開をばらしてから進める演出など、本編以上にチープに感じてしまう。
画の美しさはよかったが、特撮としてもモノクロ変換を前提にも作られてないので、よくも悪くも本編を見返したという感じだった。