ありがちな都市伝説ホラー。
舞台がエレベーターというシチュエーションに心霊系YouTuber軍団の掛け合わせで多少は期待していたが、色々と残念。
序盤のエレベーターというワンシチュエーション、かつ、一人でなく複数で霊と対峙する形で95分を乗り切れるなら絶対面白くなると思っていたが、案の定、脚本が明らかに力不足。
そもそもホラー映画の重要な要素である視聴者の恐怖を募る緊張感とそこから解放される弛緩のリズムがバラバラ。「え、なんでこのタイミングで?」というシーンがチラホラ。
また、こよなく良質なホラー映画を愛する立場から独断と偏見で言わせてもらうと、霊が直接物理的に人間に危害を加えるのは掟破りだと思う。ましてや飛びついて噛みつくなんて・・。
不自然な動きをする長髪の女性の霊というのも、今ではあまりにもステレオタイプ。
オチだけは、まあ意外性があったかな。