三谷幸喜作品だし、旦那さんは大河ドラマの「真田丸」を心底愛しており、夫婦揃って「鎌倉殿の十三人」は楽しめたしと期待値高めで挑んだ今作、帰り道に旦那さんが真田丸はあんなに素晴らしかったのにもう三谷幸喜はダメかもしれないと言う趣旨のことをずっと言っていたのが作品より面白かった 笑
ずっとうっすらギャグらしきものが滑り続ける映画ではなく舞台向きの脚本。明らかにここから救いようがなくつまらなくなってしまった瞬間があり、最早クライマックスのネタバラシ場面は苦行であった。俳優部に同情するレベルで脚本がひどく、ミュージカルシーンの長澤まさみの発声と坂東彌十郎の歌舞伎仕上がりの体幹、歌のメロディーのキャッチーさのみ◎
三谷幸喜作品のずるいところはドラマの流れで面白いかも？と観客に期待させて落胆させて、そのあとまた面白いドラマや舞台を書いてしまうところであると日々思う。
