原作を読んでいた身としてはなんで10年ぶりに実写化なんだ！？と思って朝起きて車で向かう映画館。
前半は若干説明不足かなとか思ったけど原作と同じように主人公のまっすぐ突き進む感じは良い。(原作の主人公は男だけど)
ただ後半の展開で作品の根源も否定されて主人公がただヤバいやつになっててすげー萎えた。
別にガバガバ設定は良いんよ。
この作品は不条理な設定の中でひたむきにただもがき苦しみながらまっすぐ進む主人公の話だから。
でも原作勢としては後半のあの展開で怒りを覚えてしまった。
そこまで出かけてた涙は引っ込んで怒りと呆れで悲しくなった。
原作未読だと逆に良いのかもしれない。
ただ、この作品のおかげで読み切りで原作最終回候補だった話が世に出たからそこは感謝。
エモいシーンもあるんよ。
恋愛映画嫌いなのにさ。
でもあの展開で全て台無しよ。
