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スカイウォーカーズ: ある愛の物語のIKUZAGIEのレビュー・感想・評価

3.3
なかなか面白かった!Netflixのドキュメンタリー映画。彼らは命知らずの犯罪者かもしれないけど、彼らのパフォーマンスは写真や動画に収めることでアート作品になるというのがよく分かりました。映画の最後に彼らの撮った写真が見れるのですが、これがもの凄い。感覚がバグるような高所の景色の中に当たり前のように存在する彼らの写真。見た目が美しい写真も多く、合成じゃなく一発撮りなのが凄まじい。
はじめはおかしな性癖を持った命知らずのカップルの映画かと思って観てました。中盤からは愛についての話になって、最後はスリリングなパフォーマンス兼アート作品制作という感じ。スパイ映画のような展開もあって、なかなか見応えありました。
おそらく、命を粗末にする馬鹿げたパフォーマンスだと批判する方々も多いだろうと思いますが、映画を観終えると、良い悪いは別として、彼らは命をかけてパフォーマンスを行なっているのがよく分かります。じゃあ、命をかけてまでやるべきパフォーマンスなのか?となりますが、映画の最後に映し出される写真を見ると「その価値がある」と思ってしまいました。SFのような何とも不思議な世界観。彼らにしか撮れない世界が凄まじい。
犯罪行為である彼らの活動にスポンサーが付いたり、撮った写真や動画が高額で売れるというのも今風で面白かった。お互いに対する愛情(サブタイトルが「ある愛の物語」)に関しては「まあ、ええんちゃう?」ぐらいでした。
鑑賞後、映画の主役のアンジェラ・ニコラウ(Angela Nikolau)とイワン・ビールカス(Ivan Beerkus)の写真をマジマジと見たくてネット検索したら、日本語だとあんまり引っ掛からなくて、“イワン・ビールカス”に至っては大量のクラフトビールの写真が出てきました。グーグル先生が「もしかして: イワン・ビール粕」というので、ついクリックすると、ビール粕は、「農業用の堆肥」や「動物のエサ」などになるそうです。今そーゆー話“要らん!ビビるはカス!”(んーイマイチかぁ…)
ネットで検索するなら“Angela Nikolau”もしくは“Ivan Beerkus”で。
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