製作の技術系の問題か、それとも劇場側の問題なのか分からないが、音響がとにかく酷い。人物の声が全部籠もって聞こえる。
クリント・イーストウッドへのリスペクトがすごいとは聞いていたが、「ドル箱3部作」のマカロニ・ウエスタンに、ここまでがっつり被せてくるとは思わなかった。
やはり3時間弱あるのでダレるところはダレるし、3時間ずっと観客の興味を惹きつけられるほどのストーリーではない。しかし、尻上がりに盛り上がっていくのは事実で、メディアの役割として「映画」を用いるという展開は見事。
メッセージの伝え方があまりにもストレートすぎるのだが、そこすらも愛おしく感じてしまう。