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正直期待はずれ。
オーメンに繋がる話なのは分かるけど、そこまでの哲学がまったく掘り下げられない。
時代が変わって人々の関心が教会に向かなくなったのをなんとかしたい教会←わかる
信仰してもらうためにアンチ・キリスト的存在をでっち上げたいので人体実験のように山犬と人間の交配を繰り返す←わかる
けど、アンチ・キリスト的なものを教会が敢えて生み出そうとするめちゃくちゃな計画を掘り下げて、教会の腐敗なり権力に目が眩んだ上層部をもっと描いたほうがよくなかったか?教会がおかしいことをしているという事実しか入ってこないのでまったく共感できないというか、ぶっ飛びすぎてて不自然さから感じるはずの恐怖がまったくなくてもったいない。
悪魔や地獄が存在するかという論題とは関係なく、人間が宗教や悪を自分たちのためにどう利用してしまうのかっていうのがこの手の作品のおもしろいところなのに、そこをおざなりにしてただ怖くしただけでがっかり。
カルリータはマーガレットと仲良くなるにつれてかわいく見えてくるのだけど、なんでマーガレットのほっぺ舐めたりキスしたりするん?