『オーメン:ザ・ファースト』が、僕にとっての1st「オーメン」だったけど、大満足!
666は悪魔の数字、悪魔の息子ダミアン!だけ分かっていれば問題なし。
ラストがどうなるか皆知っている話を、上手に工夫して膨らませつつも、後味が嫌ぁぁな感じにならない様にまとめている所も娯楽作品として好感が持てる。
実はオカルト映画としては王道な内容なんだが、伏線をちゃんと張って丁寧に回収しているし、あれこれ驚かそうという意気込みも感じる。
映像も色々と工夫を凝らしていて、画面からあの時代のレトロな雰囲気を感じさせたり、同時に宗教画を意識させたり、リッチで美しい絵作りが良い。それにちゃんと女優達をセクシーかつ、オドロオドロしく写そうとしているのも、ホラー映画として正しい。
大事なところにモザイクが!という悪評のシーンは・・・成るほど、確かに一寸間抜けですね。
変な作り物感が出ちゃうので、ちゃんと映して欲しかったね・・・。
まぁ、B級感もあって・・・アンジェリカは母親なんだろうけど何でそうなる?とか、秘密結社の目的は分かるが反キリストを崇拝している訳ではないのでは?とか、そんな大手術の後に動き回れるわけないだろ!とか・・・突っ込みどころは多々あるけど。
ちゃんと縫合してくれるんだ、優しいなぁ・・・とは思いました。
個人的にはカルリータ役のニコール・ソラスが、若い頃のアーシア・アルジェントに似ているなぁ・・・と思って観ていましたぞ。
謎も残るので、2ndもお待ちしておりますよ。