LouBar朗

クリーチャーのLouBar朗のレビュー・感想・評価

クリーチャー(1985年製作の映画)
3.0
【緊張感のNASA!厚化粧にご用心】

サバゲーにモノホン・キラーが参加してたら?のサバイバルホラー"悪魔のサバイバル(The Zero Boys)(85年)と抱き合わせの公開となったこちらの作品。

何も前情報がなければ「エイリアンのね〜そういうね〜」となりますが、当時のホラーファンジンでは"エルム街の悪夢"と同じボリュームのページで紹介されてたとか。
期待度は高かったみたいですね。

いかんせん、クリーチャーと言われるUMAのフォルムがなかなか弱い(ヌメヌメ感は素晴らしかった!)し
メンバーそれぞれの結束がザルすぎないか??笑
クリーチャー及び宇宙で遭遇する怪異のフォルムを見ると、やっぱエイリアンでのHRギーガーて鬼才だったんだなと…
特に船員のリアクションが地味、、、前述のサバゲー集団(悪魔のサバイバル)の面々の方が、もっと顔こわばってたゾ。

ただ、なかなかに痛そうな顔ベリーンや顔ドカーン(完全にスキャナーズ)は痛快でありました。
なにより宇宙船内を駆け回るカットでの奥行き感は、期待を多少上回っておりました。

インチキのような宇宙空間の地図も、何のために使ってるのかわからないモニターも、全ては未知の宇宙で生まれる恐怖への、限りない愛なんですな〜と思うと、とても愛おしくなる映画です。
LouBar朗

LouBar朗