いりす

ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件のいりすのレビュー・感想・評価

3.0
実話をベースにした大型金融犯罪を描いたクライムサスペンス。
1970年代から1990年代までの香港を舞台にしてるあたりに惹かれて鑑賞しました。
この前観た『トワイライトウォリアーズ』と同時代を舞台にしてるけど、激アツ中華料理の様な『トワイライトウォリアーズ』を観た後だと、淡々とした内容に感じた。

アンディ・ラウとトニー・レオンの対決は『インファナル・アフェア』以来?
この二人の迫真の対決は見ものだけど、印象深さで言ったら、悪役のトニー・レオンが上かな。
借金まみれで東南アジアから香港に密航してきて、違法取引の手伝いをキッカケに悪の道に染まり、複合企業集団を築き上げるまでのし上がるトニー。
更にはアウトロー達の資金洗浄をいくつも担ってるから、ピンチになると、トニーが手を下さなくても、アウトロー達が証人ごと抹殺してしまうので、逮捕されても直ぐに無罪放免になる。
さて、そんな敵にアンディ・ラウはどう立ち向かうのか?

80年代の香港を再現する為、当時の街並みをCGで再現。
クルマも当時物の車種を集めて、アンディ・ラウの愛車は初代ホンダ・アコード。

全面鏡張りの通路を歩く時、カメラアングルでは、カメラが必ず映り込む様な画角に全くカメラが映っていないのはスゴイな、と思った。

トニー・レオンとアンディ・ラウの最終決戦があまりにもアッサリしてた。
もっとカタルシスが欲しかった。
いりす

いりす