企画が持ち上がってから数十年の時を経てついに上映された本作。原作は安部公房の言わずと知れた名作小説。
原作はもちろん読了しているが、これはなかなか厳しい実写化だった。30年前の永瀬正敏と浅野忠信であればしっくりきたのかもしれないが、みんなあまりにも歳をとりすぎている。
あと箱男同士のアクションはなぜこうなってしまったのか…
ただ、登場する女性が、映画が進むにつれて美しさを増していく演出と、音楽が最高に素晴らしかった。
あのラストは最悪だったが、まあ最後くらいはわかりやすくしてやろうという気持ちだったのか。