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騎馬試合
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『騎馬試合』に投稿された感想・評価

4.0
史劇大作だが貴族社会の内部を絵画的に描写してくので衣装メイン。美術もめちゃくちゃ豪華だけどヒロインのアップが感光エグすぎて殆どぼやけてて、もう彼女自身が発光してるようにしか見えない存在感。騎馬試合の決着はスペクタクル見せたかったのか予想外だけど城壁から落下し、剣を落として力尽きる敗者の姿は輪郭が銅像のようで神々しい。ここから更に一世紀後が舞台の『ラ・マルセイエーズ』と同じショットがあって感慨深いぜ。登録あざした…。
物語も俳優もジャン・ルノワール感は薄めな気がする。ウェルメイドすぎるからかも。
とはいえ絢爛豪華な衣装は常に光を反射し続け、俳優は皆整った顔立ちをしていて見飽きないのだけど。
4.5
うわぁぁ…大変見応えある大作だった。衣裳がすごくて主役も脇役もなく煌びやかなんだけど、その衣裳の豪華さに負けないくらい撮影も演出も素晴らしかった。

イザベル役のジャッキー・モニエ登場シーンはルーカス・クラナッハの肖像画のような豪華で精緻な衣裳をしっかり見せるかのように背中を真後ろから追う移動ショットが印象的で、彼女のみならずソフトフォーカスのアップで貴族らの宝飾が夢のようにきらきら輝く。アルド・ナディ演ずるフランソワが囲ってる大勢の腰元?愛人?やルクレティアの衣裳もすごくて、主体となる演者の後ろで蠢いてる群像だけで画になる。

一方で、カルカソンヌの城の内外をしっかり見せるロングショットもたびたび挟まれ豪華な衣裳の貴族たちと城塞都市との調和がみてとれる。1928年当時の現代人が演じる違和感はない。室内は、あれはセットなんだろうか?とにかく全て豪華で人の数も手間もものすごいかかってる感じ。そこに説得力があるからか、現代に通ずる心理描写やエモーショナルな表現でも歴史劇としてやはり違和感はないし、単に衣裳の豪華さを見せるだけには終わってない。

エモーショナルといっても過剰な演技ではなく、後ろ姿をすごく効果的に使っていたり、特にラストでフランソワの母であるベイリン卿伯爵夫人が息子が大勢の騎士に殺されていくのを表情も変えずに見届け、側近を制して静かに騎馬試合場へ降りてゆくシーンが素晴らしかった。どうしようもないフランソワに最後寄り添うのは、母親と道化だけだった。ずっと豪華な衣裳群を見せていたからこそ、馬から落とされ土にまみれる騎士の姿、なだれ込む市井の群衆が強烈なコントラストとなる。あと主観ショットが意表をつくところで挟まれたり、フランソワの邸宅の入口階段が何度も出てきてそこで衛兵がサボってたりする。

にしてもジャッキー・モニエのイザベルの美しいこと!序盤はレース襟と三つ編みが妖精みたいに可憐で、幽閉されてからも凛として気品のある佇まいを保っている(これを観ると『マッチ売りの少女』のカトリーヌ・ヘスリングは共感しづらい演技とビジュアルであったなと…)。彼女を獲り合う(というかフランソワがイザベルの意思も無視して勝手に横恋慕)二人の騎士も美形。特にアンリ役のエンリケ・リベロは額にかかる一房の髪が一層美形の風情。絶妙な照明により向かい合うイザベルとアンリの横顔を縁取る逆光に見惚れた。そう、照明がすごい。
カトリーヌ・ド・メディシス(どうしてもクラウス・ノミに見える)、ベイリン卿伯爵夫人、ルクレティア、皆最終的にイザベルの味方になり、シスターフッド的な連帯をみせるところも好い。

決闘シーンでアルド・ナディが両手に剣持ってぐるぐるしながら移動するのでアホの坂田みたいだったがフェンシングの世界チャンピオンだったらしい。あの城砦でのシーン、リヴェットの『ノロワ』を思い出した。