ドラマ版が思っていたより面白い仕上がりだったので、楽しみにしていたが、酷い映画だった。残念。
ストーリー構成のバランスの悪さには驚き。
ドラマでは描かれていなかった転生前のストーリーをじっくり描きつつ「アイ」の人間性についても語っている為『推しの子』というイチ映像作品においては省けぬ重要要素なので良かった。しかしそれにより後半の詰め込み具合は半端じゃない。近年稀に見る異常な尺感。やはり無駄に散らばせるのではなく、ドラマでは転生前を重点的に、映画では犯人探しをメインにハッキリ分ける必要があったか…。
いやー、それにしてもマスコミ試写からの一連の流れは酷かったな。全てがツッコミどころ。ここが1番ノイズになった。
まあでも映画館で観たからこその良いポイントもあって、ライブシーンはどれも迫力がありライブビューイングを観に来ているかのような感覚になった。個人的には新生B小町が好きだったので、あの3人の活動をメインにしたドラマを作って欲しいくらい。MEMちょなんて今作でほぼ何もセリフなかっただろ?ほんでリョーチって誰やねん。