原作のあの絶妙なホラー調暗黒世界と、芸能界と制作舞台裏トリビア、暗くて悲しいのに微妙に軽くブラックに笑えるそして泣ける……その辺の素晴らしさをガバッっと無にしてただただ暗い青春物語に変換させた実写版の最終回(えっ……悪口??)
あの原作を見事に「動く推しの子」に作り上げたアニメ版の大ファンなので、正直ビミョーすぎる実写版だと思っていたけれど、まぁ、ドラマ版を全話見てしまったので行ってきたよ。
アイドル界で生きる人たちの青春物語だと思って見れば、これでいいのかも。
個人的にはどうしても納得できないキャストが若干名いらしたので(ドラマ版から)、その印象で見たから違和感拭えないままなのは仕方ないよね。
劇場版の話だけすれば、カミキヒカルに関しては……私は中の人のファンだけれど、やはりこのキャスティングには納得していない。けれど、元々ちょっとホワイトがかかった感じに仕上げた映像なので、想像していたよりは年齢の違和感は無くなっていたわ。
原作とアニメ好きすぎ勢の感想なので、映画だけ楽しんだ方は気にしないでください。
素晴らしいと思うのは、ガッツリ掴まれる楽曲作り。これは実写版の一番大事な所だと思うので、B小町ライブに関しては本当に本当に良かった!
あと、原菜乃華ちゃんのかなちゃん!
私は原作では あかね推しなのだけれど、実写版の かなちゃんは可愛くて可愛くて!
『東京ブレイド』が舞台じゃなくて月9なんかになっちゃったせいで「演技の天才」っぷりを堪能できなかったけれど、原作以上に新生B小町センターの可愛さが伝わったわ。
ここだけでも見る価値あると思うので、アマプラでドラマ版を全話見たよって方は締め括りにぜひ。
(2024年お誕生日映画としてはちょっと弱かった、かも)