このレビューはネタバレを含みます
原作と概ね展開は変わらないが、原作のムラや良くなかった点をかなり解消できていたため、かなり満足できる映画だった。
原作での「アクアがカミキヒカルを巻き添えに死亡する展開」に説得力を感じなかったが、映画では(①イベントの際に起きたルビーの拉致,②それに伴うアクアの負傷)で、「カミキと心中しないと詰む」という状況になっていたため、アクアの死亡に納得できた。
アクアがかなの最後のライブを観ているシーン(舞台裏からではあったが)があり、原作に比べてかなりかなが救われているような気がする。(葬式死体ビンタもないし)
ライブシーンは映画館で観ると迫力があったため良かった。
原菜乃華の有馬かなは原作の魅力をうまく引き出せており、二宮和也のカミキヒカルは原作以上に悪役としての説得力を感じて非常に良かった。
