ミシンそば

ナイト・オブ・フォーチューンのミシンそばのレビュー・感想・評価

3.4
亡き妻の遺体と対面をする場。
その姿を見る勇気が湧かない主人公カールの前に、同じ境遇のトーベンが現れ……と言う短編。

トーベンの“正体”、これに関しては意外であるし、これまでの話の流れをぶった切る唐突さを宿していた(飽く迄ホラー風味ではないが、こんな人いるんだ…?!とも正直なった)。
その点はコメディチックだけど、ダーク風味とも取れる作風で妙なきょとん感をこちらにもたらす。
そしてそのまま、軌道修正をちょっとしかせずに話も終わる(ここら辺は、短編だからこその逃げ切れた感)。