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WVLNT: Wavelength For Those Who Don't Have The Time(原題)
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『WVLNT: Wavelength For Those Who Don't Have The Time(原題)』に投稿された感想・評価

CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

4.0
【もしもマイケル・スノウが『波長』のファスト映画を撮ったら?】

2時間の映画を10分に編集してあらすじをネタバレ込みで語るファスト映画たるものがあるらしく、youtubeで膨大な再生回数を誇っているらしい。実は実験映画の世界では、一つの映画を解体して再構築するジャンルがある。当ブログで紹介した『The Green Fog』は、いろんなサンフランシスコを舞台とする映画のフッテージを寄せ集めてアルフレッド・ヒッチコックの『めまい』をサイレント映画としてリメイクしようとした。パールフィ・ジョルジュの『ファイナル・カット』では、映画のフッテージを並べて映画的動作の波を生み出した独特な作品であった。『叫んでいるなどとは思わないでください』では膨大な謎映画のフッテージに淡々としたナレーションを付加することで、映画を無機質な情報として過剰摂取する状況の虚無さを捉えていた。

ではマイケル・スノウが自身の代表作である『波長』を30年以上の時を超えて再構築した『WVLNT (“Wavelength For Those Who Don’t Have the Time”)』はどうだろうか?私は密林へ足を踏み入れました。

「死ぬまでに観たい映画1001本」にも掲載されている『波長』についてお話ししよう。『波長』とは、ある部屋が映し出され45分かけて段々と壁に貼り付けてある写真に近づいていくミニマムな作品だ。ミニマム過ぎて、実験映画に慣れていない「死ぬまでに観たい映画1001本」マラソンランナーを絶望の淵に陥れる鬼門となっている。私もその洗礼を受けた。最初に観た時は、なんかカッコいいがよくわからなかった。ただ、今回マイケル・スノウ映画を数本観て少し見えてきた。彼はミニマムな前衛さに胡座をかいてなんかいません。戦略的に、ミニマムな世界に複雑な戦略を流し込んでいる。『波長』の場合、部屋を重力とし、場所の歴史に着目している。映画というフォーマットなので、薄らサスペンスを映画に配置することで、この空間で物語が進行する時間の流れを魅せることに成功している。当ブログで紹介した『GAMAK GHAR』が3つの章を通じて、家に流れる歴史を表現していたが、これは部屋の写真に近づく動きの中で映り込む情景を通じて歴史を表現している。この編集は、中々他の作品で観ることができない希少さをもっている。

そんな作品を15分に圧縮するとどうなるのか?

ノイズだらけの映像となります。早送りではなく、映像を重ね合わせている為、『2001年宇宙の旅』におけるスターゲート通過中のボーマン船長の気分が味わえます。ただ、『波長』が画面中央に写真を配置していた為、画が幾重にも層をなしても、中心だけはブレない。なので、ゴチャゴチャしつつも重心がしっかりとしているのだ。そして、高密度に圧縮したところで、人々は何も物語を理解することができない。

情報過多は、逆にどの情報も掴めない。二兎追うものは一兎も得ずな状況を示唆しているように見えるのだ。そう考えると、映画はともかく、英語のリスニングの勉強で2倍速にしてスピードラーニングしている人とかたまにいますが、果たして本当に内容を理解できているのか疑問が湧く。私は、そんな情報の洪水に溺れないようにしたいなと自戒を込めて今日はおしまいとしよう。
【詳述は『波長』欄で】作家の代表作の再編集短縮版、徐々のズームから、O·L中心の瞬間サイズや色合い対比の乾いた冷たさ·一体平面性へアプローチを変える。ラストの額写真だけは同一の時と場の大小サイズ1画面にや·ズームの力再び、と特殊の扱いの味。
音。窓。