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Sshtoorrty(原題)
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『Sshtoorrty(原題)』に投稿された感想・評価

5.0
【見えているようで何も見えていない】
マイケル・スノウが自身の代表作である『波長』を15分に圧縮させた『WVLNT (“Wavelength For Those Who Don’t Have the Time”) 』を作った後、ファスト映画的映画の圧縮に興味を持ったのか『SSHTOORRTY』を制作した。ヴィジュアルがカッコ良かったので観てみました。

男が女の家に絵画を持っていくシーンと、女の父と思われる人物と男が闘う場面が層をなして一つの画面に収まっている。女の人と「気に入ってもらえるかな」とソワソワする状況の上の層では、父の顔色を伺いながら絵画を立てかけるが、父に水をぶっかけられる。それに逆上して絵画で父を殴りつける。殴りつけると男は怒りながら右側へ撤収していき女はついていく。それを横移動撮影で追い、再び戻る。この90秒を10回以上繰り返すのだ。そこには変化はない同じ映画が何度も再生される。すると段々と映画の構図が分かってくる。じっくり観ると、父親を殴りつけた絵画は横移動の最中に基に戻っており、円環構造のように父との闘いの直前に巻き戻されているのだ。

この短くも高密度な映画を観ると、果たしてファスト映画だったり某映画コメンテータのように複数画面を並べて映画を観たり、映画のオフ会でよく見かける倍速再生で映画を観て果たして映画を理解したと言えるのだろうかと思う。高密度過ぎて全て見えているようで実は何も見えていないのではないか。そしてその状況を認識できず知った気になってしまっているのではないだろうか?

この映画では親切にも複数回映画を観て構造や話が掴める作品となっている。5、6回観ることでようやく映画が分かってくるのだ。マイケル・スノウ監督は、デジタル映画時代に突入し映像の加工が容易になり、それに加えて情報過多時代を生き抜くために人類が時短で情報に触れるため、映画も圧縮されてしまう状況を批判しているように感じた。そして、高密度に成り果てた映画を理解しようとすること自体が映画=情報の関係性に陥ってしまっていることを鋭く指摘したことでしょう。カッコイイ画の力もあり、めちゃくちゃ面白かったです。
【詳述は、『波長』欄で】ループものだが、O·Lでの絵画関係·2組の来客と接客のズレが何時しか絶妙に一致·入れ替り、悲惨事件と日常社交で収まり、また継続反復へ、という、魔術テクニックとリアリティの境界を消し去り得た、正にこちらに震撼を止めさせぬ·傑作。スノウ健在、100歳過ぎても·は叶わなかったが(鑑賞時、少し前に死去してた)、60歳位の初来日スノウに質問したことがあった。彼を招いた雑誌の編集長も勇んで、しかしあまりに馬鹿げた質問をして、スノウは(周り観客も)呆気絶句したが、後日、雑誌紙面では質問内容を歓迎し(一言もなかった敬意を示し)たように改変してあった(前にも書いたが日本の二重の恥として笑えない)。
氷
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こりゃまた視覚の恣意性〜