イギリス人あるいはそう見える欧米人を出すべきだった…。彼らに英語を喋らせ字幕をつければ良かったのだ…。それもできないほどの国内状況だったのかもしれないが、これはお粗末すぎる。大松竹にしては滑稽だ。
舞踏会シーンが特に酷い。ぎこちなさすぎるが、まぁ実態もこんなものだったという皮肉なら許せる。ルビッチュ監督を見習っほしい…。日本と西洋の対比は女優陣の仕種でよく表している。中国人を仲間としているとこも興味深い。
この映画を欧米人に見せたいなぁ。日本人の欧米人イメージと彼らの話すカタコト日本語笑 イギリス人役の男優陣が日本語で流暢に話し出すとこが笑える…もう滑稽すぎて、しかも安っぽいというか陳腐というか。
クライマックスは日本版西部劇。裁判長のカツラはなんと貧弱かしら…威厳もクソもない。「目には目を歯には歯を」はバビロニアで決してイギリスではないでしょ…。
私の前に座っていた大学生の二人組は、会話の内容からしてどうも教授から見てくるように言われて来たようだが、私以外に大学生が来ているのが嬉しい。