ユウト

ザ・ウォッチャーズのユウトのレビュー・感想・評価

ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)
3.0
期待作なので本当は初日に観るはずでしたがワンコの体調が気になり本日になりました。
そんな私なのでM・ナイト・シャマランの御息女
イシャナ・ナイト・シャマラン初監督作は
哀しいラブ・ストーリーなのかも、なんて思ったりしました。
(だいたい父ちゃんの『シックス・センス』『ヴィレッジ』はラブ・ストーリーとして観た私です。
感動しました。もちろん泣きました。
ストーリー・テリングのあざやかさ含めて大ファンです。)

タネ明かしまでは、
鳥人間?もしかしてクワイエット・プレイス?もう一人の私系?ヒドゥン系??
などワクワクもありましたが正直ウトウトもありました。
スリリングな演出をしないと観客は寝ます。
ミステリアスでもノラリクラリは緊張が持続しません。
森にバスが現れた時、ようやく本領発揮かと身を乗り出しました、お父さんのタネ明かし(異空間から現在空間)の手法ですね。
ただ本作の奇妙さがあまり魅力的ではない。
観客が期待する、ダマされた感も納得もない。
なんだか中途半端。
ウォッチャーズは何をしたくて、
されたくて見つめているの?
過去からの怨恨を人間にどうしてほしいの?
と直接街角で訊いている人がいたら、
それは私です。

(帰り道2世監督の各々の初監督作を思い出して、
すぐに映像がよみがえったのは、己の(変態)オヤジの不倫している女優シェリリン・フェンの両手両足切断したジェニファー・リンチの『ボクシング・ヘレナ』だった。
いゃあ、あの異様さは今でも覚えているから。
あの変態親子には誰も敵わないでしょう。)
ユウト

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