設定に惹かれたので。
導入からずっと湿っぽい雰囲気はすごく良くて、世界観はとても良かったです。でも、謎が謎のままなのと、「こうしておけば大丈夫」というボーダーラインが最初からあるので、ある程度守られた状態で中盤まで話が進んでいくので、ハラハラドキドキ感は思ったより薄めでした。
中盤から後半で、ウォッチャーたちのビジュアルなどが出てきて盛り上がり要素は出てきますが、神話的な話に舵を切られるのと、怖さの中に人間が生みだしてしまった切なさ、みたいな要素が放り込まれて雰囲気が変わっていくので、最後までずっと湿っぽい雰囲気で駆け抜けてくれたら全体的に締まった印象になったかもな、と思いました。