時代を引っ張ったteevee graphics の小島監督の映画は前作も、撮り方や話の流れ、設定が好きで、今回もブレず飽きずに見れた。
中島セナが美しすぎて浮いているのは、スルーするとして、セナ演じる主人公と父の恋人が同じ思いで判断を大人子供で変わっていく、という構図が見事だった。
欲を言うなら、話の落とし前をもう少しはっきりさせてほしいなとは思った。
監督の好きなダルデンヌ兄弟を思わせる作風だが、ダルデンヌ兄弟はサスペンス性を持たせることで観客を飽きさせなく、上手く話の落とし前も付けているので、そうなると最高に面白いと思うのだが、それはフィクショナルの感じるのだろうか。
フィクショナルといえば援交やオーバードーズごっこは少し話から浮いてた気もする。あるから刺激的で面白いともいえるのだが。
必要な事象のみさっさと見せてシーンが終わっていく余韻のない編集がいいのか悪いのかわからないが，もし余韻がある編集だったらどうなっていただろう。
商業の広告でガッツリやってきた人の飽きさせたくない、という病なのかな。ちょっと共感してしまうが。
