小嶋貴之さんの映画レビュー・感想・評価

小嶋貴之

小嶋貴之

映画(496)
ドラマ(7)

エドワード・ヤンの恋愛時代(1994年製作の映画)

4.0

やはり面白いエドワードヤン。
話は映ってる人が映ってない人の話をするシーンが多くて、集中しないと分からなくなりそう。
しかし、誰もが外面と本心の境界線で苦しむ姿をいい人としてでなく弱さがある利己的なリ
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.9

面白い!
ドカン!と来る何かがあったら最高だけど、十分面白い。

「エロ事師たち」より 人類学入門(1966年製作の映画)

4.0

流石のイマヘイ。
脂乗り切ってて、とにかくヴィジュアルが凄い。

基本どのカットも奥行きを意識してて、建物の外から中を撮ったり、中から外を撮ったり、レイヤー感が飽きさせない。
お得意の俯瞰カットは鮒を
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積むさおり(2019年製作の映画)

3.7

音を使って不快さをホラーに持っていくアイデアが面白い。撮影が雑に感じたのが残念。

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.8

柔らかい映画。
辛辣で激しい映画が多い中、こう言う映画があっても良いね、と思える。
遠くの人を見つける映画。

レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

3.9

これは中々面白い作品だった。
家族の物語を北のスパイに置き換えたのは秀逸。
役者がみんな上手い。

黒の報告書(1963年製作の映画)

3.7

とてもな終わり方。
カチッとしたパンフォーカス気味な画作りは気持ちいい。

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.7

チャーミングな映画。オリーブがかわいい。

一直線でオーソドックスな物語であまり波乱がないのが物足りなかったけど。

刑事ジョン・ブック/目撃者(1985年製作の映画)

3.9

サスペンスありラブロマンスあり緊張と緩和があり異文化についての考察もあり、教科書の様な映画だった。

豚と軍艦(1961年製作の映画)

4.0

すこぶる面白い!
あとオシャレ。
今村昌平は凄くヴィジュアルを大事にする人だったんだなぁ。それで中身もあるから、今ならポンジュノみたいな感じ。
あとこの話をこのスケールで撮れるのが、勢い感じる。
スコ
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劇場(2020年製作の映画)

4.4

痛い。本当に痛い。あの日に戻れない事が痛い。

秘密の子供(1979年製作の映画)

3.8

最初は独特な作りに戸惑ったけど、そこにあるものを感じようと思ってからは、とてもよく映像が入ってきた。
圧倒的に美しく感傷的な画が全てを支配する。
こんなに潔くできるのは、若気ゆえの自分を信用できる強さ
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殺人に関する短いフィルム(1987年製作の映画)

3.8

淡々と事象だけが語られる生々しさ。
それだけで十分この映画を観た意味はある。

女の中にいる他人(1966年製作の映画)

4.0

罪を償おうとする事は、自分勝手な苦しみから逃げる事なのか。人は抱えた十字架を勝手に下ろしてもいいのか。
とても深い脚本。
ブレッソンに肉薄する強さ。

それと共に、ライティングはじめ映像でいろんな心理
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剥き出しにっぽん(2005年製作の映画)

3.5

画作り、演出は面白い部分もあるけど、勢いで有耶無耶にしてる感じがした。
16mmの画は味があっていいし、設定も面白いので、真っ直ぐ描いて貰えると良い映画になった気がするのになぁー。

カップルズ(1996年製作の映画)

4.0

いやー、こんな面白い映画がなぜ20代の時にぴんと来なかったのか。
麻雀牌の様にいろんな思惑で、人がいろんな形で絡んでごちゃごちゃしていくのか、観ててワクワクする。
そしてやはり撮影がいい。美術がいい。
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歓待(2010年製作の映画)

4.5

凄い。ずっと面白い。傑作。
パラサイトよりずっとパラサイト。
じわじわ忍び寄るいやな感じが、登場人物の心情を揺さぶって行き、こちらに伝わって来る。
「淵に立つ」でもう一度同じテーマをやりたくなる気持ち
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

4.0

優しい映画だなあ。
良い意味で自主映画ぽいけど、これがこの監督の持ち味なんだろうなぁ。PFFの時と変わらない良さ。
優しく丁寧で繊細な眼差しも素晴らしいけど、シナリオも心情を丁寧に追ってるので、訳がわ
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.8

テンポの良さと後味のよさ。
さすが超一流の役者は動きにリズムがある。

お話はちょっと長いかな。詐欺しながら逃亡する所、ディカプリオとトムハンクスの関係性が変わらないので単調な気がした。他はいろいろ変
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罪の手ざわり(2013年製作の映画)

3.6

ファーストシーンのリンゴから、きちっと美しくカッコいいスタイリッシュな映像であるが故にフィクション感が拭えない。
実際の事件をベースにしたリアリティが、映画の中に埋没してしまった様に思える。

あとオ
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やわらかい生活(2005年製作の映画)

3.8

心地いい風が、ふと寒く感じてしまう様な、心の隙間の様な映画が、なぜか心地いい。
廣木隆一監督作品はいつもこの感じ。
音楽いい。特にエンドテーマ。

愛欲のセラピー(2019年製作の映画)

3.6

設定は面白かった。
最後の子供とのやり取りはとても良かったけど、観てる人がそこがゴールだと思って観てないと思うので、そこに絞れるとわかり易くて良かったのかも。

月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

3.7

面白かった。

しかし、
ただ三人の関係性をうやむやにしてるのは、もやっとする。そこでの妙なアイデンティティ探し演説は説明的すぎな気がした。

あと、音楽良かった。
芦那すみれってBOMIなんだね。似
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スプリング・フィーバー(2009年製作の映画)

3.9

何気ない日の記憶が蘇る、ラストがいい。

あと思った以上にヴィジュアルにこだわりある監督。主人公の家、だいぶしゃれおつ。

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.8

決して重くない感じが持ち味かもしれないけど、勿体ないと言うか物足りない気もした。
多少物悲しくも爽やかに終わるのは良かったけど、なんか釈然としない感が残るのはやや強引だからか。

復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

3.7

アーティスティックと言うか、表面的な画的なこだわりばかり強くて、大丈夫かな?と思ったけど、結果面白かった。

しかし韓国映画は平気で人が死ぬな。
エグい感じで。

はちどり(2018年製作の映画)

3.9

淡々としたシーンを丁寧に繊細に積み重ねて、最後にそれを揺さぶってノスタルジーに持っていくやり方はパターンだと思うけど、全てのクオリティが高いので、気持ちよく映画として観られた。

あと能動的に観ていか
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カンウォンドの恋(1998年製作の映画)

4.1

ホン・サンスらしい自由な映画。
凄くありふれた世界で(しかもシーン中でもどうでもいい時間を選んで見せてくれている)時間と空間を飛び越える事で奥深い世界にしてくれる。
なのに淡々と風通しの良い映画。
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べー。(2016年製作の映画)

3.6

こえー!この飾らない感じがリアルで怖い。
それだけで40分持たせるのも凄い。

ちなみに青山シアターで観た最後の作品になりました。お陰で普通観られない作品が沢山観れました。青山シアターありがとう。

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