ヤナギ

デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版のヤナギのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画としては割とスッキリと見れる。しかし、終わった後に考えるとまとめられない。あれ、これはなんでだというのが次から次へと出てくるのだ。まとまっていないが記録させていただく。

イェナチュの殺された真相を突き止めようと取材していく内に、自身が実際に過去にいるかのような体験(妄想)をする。彼は変人扱いされるが取材を続けていくと、ある城に辿り着く。そこでもデジャヴュを感じるのだか、彼は過去に干渉さえすることができたことに気づく。

現在と過去は時間軸が違う。けれど空間としては繋がっている。貴方がいるその場所は過去に多くの人が踏んだ場所だ。もし、その多くの人のひとりと会話できたら?デジャヴュはそうした時間軸を歪めて空間に干渉する力なのかもしれない。

 僕は博士と会ったのは虚構だと思った。やけにリアルに解説してくれる博士、博士が渡していないのに持っている鈴。多分クリストフの無意識下の記憶によって構築された妄想なのではないだろうか。クリストフは鈴を最初から持っていたのではないだろうか。物語の最後にふたたび鈴が手に入るシーンがある。クリストフの未来の生まれ変わりがデジャヴュの能力を使って届けたのではと根拠のない考察をする。クリストフの魂はデジャヴュの能力に縛られた運命を背負っているのではないか。物語のはじめに持っていた鈴はこの時渡された物がデジャヴュの能力で持ち合わせた物なのではないか。つまりこの物語はループしているのではないか。

城で鈴が勝手に動いたのはなぜ、もうひとりいた?それとも鈴はただの虚構?

何を言っているのかわからなくなってきた
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