ダニエル・シュミット監督の自伝的作品。スイス山中のホテルで育ったヴァランタンはホテルが取り壊されることを知り、解体寸前のホテルを訪れ、少年時代の出来事を思い出していく…
優雅なホテルの内装やホテルに宿泊する個性的な人々、そしてホテルを経営する祖父母…次々と思い出されるエピソードに酔いしれるノスタルジックな作品。レナート・ベルタによる映像がとにかく魅惑的でした。フェリーニの妹、チャップリンの娘、ファスビンダーの元妻などキャストも面白い。
子供時代の子がトトくん（ニュー・シネマ・パラダイス）を思わせる可愛さ。
