今まで見たダニエル・シュミットの作品というと、ギョッとするようなのは割と『ラ・パロマ』くらいだが、そういう意味では、これはノスタルジーがあり、いい意味でアクがない。と、まとめていい作品なのか。少年の…
>>続きを読む今では廃墟となったホテルで幼少期を振り返る主人公は監督自身の自己投影。
断片で紡がれる回想構造は映像を繋げて物語を作っていく映画そのもの。
回顧するだけで現実には何も起こらない/起こっていないが、…
煌びやかな宴とはしゃぐ大人たちとそれを静かに観察してた子供。
子供の観察眼は意外と鋭くて、様々な人間模様を把握していて面白い。廃墟のホテルは少し空虚感を感じるけど、そこでの出来事は彼の一生の宝物だと…
中年男性が、思い出の場所を訪れて少年時代を思い出すという設定は、「new cinema paradise」のよう。
D.シュミット監督の幼い頃の実体験がベースのようですが、懐の深い祖父母とたくさん…
" 子供でいるって難しいでしょ? "
主人公の男性が少年時代を過ごしたスイスの山中のホテルが取り壊されるため久しぶりに訪れ、記憶を回想していく物語。
ホテルを見て回る現在の主人公の男性と、回想での…
HORS SAISON: 1992 T&C Film AG