東映アニメーションのシンボルマークにもなっている有名キャラクターの作品。
有名だし一応観ておくか位の軽い気持ちでみ始めた。
名作過ぎて悶絶した。
カートゥーンの様なアニメならではの躍動感のある動き。
タツノコプロの脱力系コメディセンス。
ディズニーの良質なミュージカル。
カリオストロ城やスタジオジブリ作品に見られる手に汗握るアクション。
全ての良さがてんこ盛りに、しかも違和感なく溶け込んでいるとんでもない作品だった。
観ている間多幸感に包まれた。
こんな感じはなかなかない。
主人公のペロはもちろん憎めない悪役を含めて登場人物の魅力も凄かった。
高低差を活かしたアクションや重力を自由自在に変化させる面白さ、アニメならではのリズム感の良い特徴のある動き。この作品を前にすると「凄い」とか「面白い」など無粋な言葉しか出てこない。
当時東映動画の社員だった宮崎駿も名前もクレジットされており、それも感慨深い。
これが自分が生まれるずっと前の1969年の作品だというのも驚愕である。
限りなく満点に近い!
子供の頃に観たかった。
これ観てたら人生に影響与えたかも。