ツイスターズのじゃくりーぬのネタバレレビュー・内容・結末

SCREEN Xで鑑賞。3面投影システムで臨場感爆上げだったけどここまで来たら天井にも映してほしくなっちゃう。
前作は未鑑賞ながら楽しめました！
前半はパニック映画というよりホラー映画。キャンプに出かけたティーンエイジャー（というには少し年上だけど）が羽目を外して死んでいくってやつか…という印象でした。
中盤はVFXの迫力も相俟って怪獣映画みたいになってましたね。人間の力で抗うことのできない大自然なんてほぼ怪獣ですもんね。
竜巻の名産地？アメリカ南中部のオクラホマで、竜巻を実況してPVを稼ごうとするYouTuberのバカ騒ぎに圧倒されました。アメリカ人のエネルギーはすごいね。
特撮は壮大だけど、ストーリー自体はオクラホマが舞台な小規模なもので、それもまたよかった気がします。「世界を救う」とか「アメリカを救う」になってなくて、いい意味で、出来のいい連続ドラマの総集編みたいな感じになっていました。
住民と逃げ込んだ映画館でスクリーンが破壊されて（上映されていたのがフランケンシュタインの怪物だったのも示唆に富んでいる）荒れ果てた外の光景がまるで映画（映画だけど）みたいに見えるところとか、実家まで押しかけてきたカウボーイヤバいだろと思いつつ信頼できるバディになっていくところとか、最後いい雰囲気になっていたけど安易にキスとかハグとかさせなかったところとか、タイラーの手を借りずに自分の力で竜巻に挑むところとか、似てないお母さん（でもよき理解者でいい人）とか、泥だらけで脱出したはずなのにやけにお肌も髪もきれいなところとか、実際ケイトがやったことが本当に竜巻を弱体化したのかが結局わからなかったところとか、科学とおふざけのギリギリのところでちゃんと真面目な議論をしようとしていたところとか、全部よかったよ！尺もまあまあ長かったけど中だるみはほぼなし。
前作も観ます。