梟ーフクロウーのじゃくりーぬのネタバレレビュー・内容・結末

韓国の時代劇、映画では初めてかも。
宮殿の全景がすごいなぁ。
序盤は比較的静かに進み、これがどうサスペンスになっていくのかと思ったけど、一度事件が起きたら後は怒涛の展開でした。
終盤は必殺仕事人みたいになってたけど。
感情を殺し、余計なことは口にしないというど平民根性が染みついた主人公が、義理と人情のために動く過程はアツかったです。
しかしある程度史実に基づいているため、かわいい若殿様が過酷な運命に翻弄されてしまうのは悲しいですね。
世子一家の容貌がいかにも善人といった感じで、感情移入しちゃいました。
若いいじめっ子の先輩があんなことでぎゃふんとなっちゃうのはちょっと簡単すぎたかも？まあ宮廷内でのいじめが本題ではないしな。
人間はみな平等なんて、平和な世界でしか実現しないんだなとか思っちゃうお話ですが、階級を超えた交流が描かれた秀作でもありました。