西田千夏

π〈パイ〉 デジタルリマスターの西田千夏のレビュー・感想・評価

1.0
【2025-28本目】



人生で見た映画で最も難しい映画だった気がする。笑
すごく失礼なのですが。


元々、『ミッドサマー』とか『ヘレディタリー』とかA24の映画は相性悪いので、どれ見ても「素晴らしい!」「面白い!」「好き!」とかっていうポジティブな影響が与えられることは皆無だが、「A24だから」とか置いておいても、それ以上に難しい作品だったかと。

でも、数学好きな人にはオススメなのかな?
数字があれば、すぐに計算しずには居られなくなったり、記号やら式に変換して脳内で計算しちゃったりする系の方々とか。


残念ながら、数学0点の私には「π=円周率」という情報までしか分からぬ。笑
数学とは、何年経とうが、例え大好きな映画で語られようが、君とは仲良くなれないようだ。


最近見た映画を身近な人に聞いた際、「マジで怖くて見れなかった」という声があったので、「怖いという声が挙がったならば、見ないわけには」ということで、キャストや製作陣、配給会社など無視して鑑賞。

U-NEXTに載ってる程度のあらすじだけで見た。


数字って本当怖いよね。
円周率に限らず。

だって、どんなに安物に見えるような商品でもそれを「1億円です」って言えば、「これは高い商品」と解釈してそういう数字のある商品にしか見えなくなるわけやし、年齢も30代くらいかと思ってみたら実際は60代とかさ。

数字は、すべてを洗脳させてくし、真実を見せるから多分嫌いなのでしょう。
あと、学校で主要科目に入ってて習わされるくせして、全然日常生活で活躍することない。
三平方の定理とか関数とか、どの場面で使うんよ。笑


こうして主人公も数字に取り憑かれ、妄想を繰り返し…という展開になっていくと。

勝手にA24は、結構最近に出来た映画会社だと思ってたけど、そんな昔からあった映画会社だったのかと。
モノクロやし数学要素なので、より堅く難しく見えるかもしれないけど、モノクロだからこそ味わい感じる部分もありました。

ただ、内容は難しいと思った。ウチは…。