冤罪が疑われるも死刑執行がされた殺人事件=飯塚事件を警察、元死刑囚遺族、新聞社、弁護士などの多角的視点から検証。
元はNHKのドキュメンタリ番組だったが、ドキュメンタリ『映画』という形になった以上、羅生門スタイルと呼称するのがしっくり来る。
この映画を観ても、元死刑囚が冤罪かどうかは分からない。でも少なくとも死刑制度を無くしたほうが良いよね。司法側が引っ込みつかなくなる事もないし、再診時に被疑者の証言を得ることもできる。
しかし3時間近い尺はドキュメンタリとしてなかなかキツい。事実をそのまま伝えようとすればするほど長尺になるのは仕方ないとは言え。