この手の知能犯の映画は、犯人が暴力を振い始めると途端にしょうもなくなる。
ヒロインを狙った駐車場での攻防が雑すぎる。あんな簡単に回り込まれて瓶で殴られないでしょ普通。
メインの悪役も閉じ込められるまではいいとして、兵器を蹴って自爆って…
犯人2人とも死に際がアホ過ぎる。
ポップなアクション映画と違い、シリアス路線だとそういった細かいところが気になってしまう。
安っちいというかなんというか、昔のアメリカ映画のテンプレみたいな終わり方もね…
犯人倒してヒロインとキス、救急車でイチャイチャしてたら警官に認められて夢も叶い、友人と和解して念願のタヒチでハッピーエンド。
うーん、綺麗過ぎる。
殺された上司や警官について少しは触れてくれないと気になって余韻に浸れないよ。主人公がもう少し残念がったりしてもいいような気がする。
映像の質は高く、車の中での格闘シーンや、序盤の緊張感は良かったが、所々が大味になってしまった惜しい映画だったなあ。
イヴに特にすることも無かったので、「適当に映画でも見るか」と事前情報全く無しで見始めたら、まさかのクリスマス映画だった。
…メリクリ(独り身)
