お正月休み、勧められるがまま、ボーッと観ました。これ以上にない、既視感満載のザ・王道のアメリカンアクション!割とテンポ良く、ささっと進むのでお手軽感あり。ツッコミどころあり過ぎですがw、ハラハラ楽しめます。
ただ正直、ザ・Netflixの出来といったところで、立体感やクリエイティビティはなく、俳優陣もどなた様?的な人がわんさか出てくるもののキャラクターは薄め(しかし画質良いのに、つまらない映像になるのは何とも皮肉です)。
全体的にはダイハードっぽい感じとキーファー・サザーランドのPhone Booth令和版を混ぜたみたいな。渡航する機会が多い方なので、手荷物検査の流れに妙な親近感湧きます。車のように飛行機に乗るアメリカ人的には、かなりハマりやすい設定だと思いますね。
主役男性、ちょくちょく見かけますが、絶妙に間抜けそうなのが、ちょっとツボでした。何の褒め言葉にもなってないと思いますが、役には合ってたと思います。全然頼りにならない。特に格好良くもならない。終始必死です。アメリカンヒーローも変化したもんだ。
ジェイソン・ベイトマンはちょくちょく悪役しますが、無表情が得意な印象を受けてるので、素でこのテンションになれる素質はあるように思います。
ラストにかけてエンディングは、出たー!って言いたくなるほどアメリカw。全体的にそこ死ぬ必要ある?って疑いたくなるほど人がバタバタ殺されたり、いやいやどうやって入った?の連続なのですが、細かい事気にしないでねーって言われてるかのよう。全く拘りないです。
ただ、カーアクションの映像は気合いを感じましたね。ちょっと驚愕展開!
それにしても、ここまで犠牲者を出しながら組織的犯行の理由を見つけられず、無理矢理いまっぽい雰囲気でこじ付けた印象を受けました。目的よりも、あのテロリスト構図をやりたかったんだろうなあと。デニーロのRONINみたいな印象。
何も考えたくない時にどうぞ!
余談ですが、主役男性、ルーク・ペリーっぽい。ビバヒルのディラン。ルークの方が色気ありましたが、しかし似てるなあ。