2025年劇場鑑賞40本目 字幕鑑賞
2014年にダミアン・ルイスにより発表された『Churchill’s Secret Warriors』 を基に制作された、第二次世界大戦中の英チャーチル首相の下で秘密裏に結成された非公式特殊部隊の物語。
ヘンリー・カヴィル、エイザ・ゴンザレス、アラン・リッチソンなど米英俳優陣が出演。
監督はガイ・リッチー。
大筋はナチス・ドイツの秘密兵器Uボートを破壊するために暗躍するガス・マーチ=フィリップス大佐とその仲間達。そしてその情報を集め、彼等に送るマージェリー・スチュワート達の2軸で物語が進む。
実際の記録を基にした原作であるので、終始真面目な仕上がりに?かと思いきや。
『アンジェントルメン』というタイトル通り、何でもござれのやりたい放題。
銃火器ぶっ放し、倫理観無視、の暗躍し放題と言った感じで、『007』シリーズの元祖モデルとは言い難いやり口。あちらがスマートならこちらはワイルド。
スマートなスパイに飽き飽きしている人ならハマること間違いない作品。
ヘンリー・カヴィルがだいぶパンプアップして、プラス毛むくじゃらになり、ならずものにしか見えないところも良い。
元軍人?ということもあり、軍服コートに執着してるあたりも可愛げあって良いじゃない笑
彼はアクション担当ではないので画での見せ場は少ないけれど、画面に映ると映えるんですよね〜笑
ブレインのアップルヤード、復讐に燃えるヘンリー、爆弾魔のフレディ、怪力男のラッセンと個性溢れるキャラクター達に愛着どんどん湧いてくる。
船内でのアクションが今作の1番の見せ場では?
無音で敵をボコボコにするラッセンに無茶苦茶引いてるフィリップスが良かった笑
安心して下さい。スマートなスパイ活動はマージェリーとリチャードのコンビがしっかりとこなしてくれます。
正に一度で二度美味しい、得した気分。
個人的にラスボスキャラがハマらなかったのとクライマックスの盛り上がりがイマイチであったため物足りない感は否めない。
それほど前半が良いのでね!
当時の時代背景やナチス・ドイツ、第二次世界大戦の裏側に造形がもっと深ければ楽しめたかなぁと少し観たのを公開した作品でもありました。