スワット

ベイビーガールのスワットのレビュー・感想・評価

ベイビーガール(2024年製作の映画)
3.1
2025年劇場鑑賞41本目 字幕鑑賞
A24が放つ異色作品。数年後には還暦のニコール・キッドマンが脚本を読み、即決したという本作は、エロティックスリラーとも呼べる作品。

監督は本作が3作品目で、脚本に関しては初担当のカリナ・ライン。
ハリス・ディキンソンやアントニオ・バンデラスなどが出演した、A24の挑戦的な作品。

ニコール・キッドマンの体当たり演技と美貌を持ってしても、少し痛々しかった…
それは性的なシーンがという訳ではなく、ロミーが隠された自分の本性を見抜いたサミュエルに恋をしていくという過程が…
何ならファーストインプレッションの顔がイケメンだから好きになってない?笑
映画だから見れたものの、これがもし現実ならば? 男女逆だったならば?とか考えたら、本作の様な神聖な関係性は構築出来なかっただろうなぁ。
ましてやサミュエルは金銭的な取引も持ちかけない訳ですし、謂わばこれは歳の差の恋愛映画とも言える。

バンデラス演じるジェイコブが終盤には激怒し、嗚咽し、号泣。同じ男性としては見てられない笑
まぁジェイコブも昔はサミュエル側だったのかもしれないけど…
ラストにロミーとジェイコブは新しい門出に立った様に見えたけれど、ロミーの頭の中にはまだその余波が…
サミュエルの幻影に囚われているのか?
これは我々男性への警鐘なのかもしれない笑
かと言ってこの作品を鵜呑みにし過ぎて、性のマニュアルなんかにしてはいけない事も忘れてはいけないですね笑

話と関係ないけど、ロミーの娘・イザベルを演じたのがユアン・マクレガーの次女エスター・マクレガーらしく驚き。
色々あったけれど、娘さんこんなに大きくなってたんだね笑
めちゃくちゃ可愛いし、ネクストブレイクと期待されている女優の様なので、要注目かもしれません!
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