スワット

セッション デジタルリマスターのスワットのレビュー・感想・評価

4.1
2025年劇場鑑賞43本目 字幕・ATMOS鑑賞
当時28歳の鬼才デイミアン・チャゼルが監督した傑作を10周年を記念して、デジタルリマスターにて甦る。

《ざっくり感想》
言わずとも知れた傑作。大画面で観れて良かった…
恐らく初見はDVDかなんかで観たのかな?
小さいテレビ画面では気づかなかった躍動感や血と汗、なんならドラムの振動までもがビリビリと伝わって来る。
あの時代特有の芋っぽい服装や見た目はもちろん、デジタルリマスターされても残る映像の質感なんかも良い。
所謂エモだなぁと感じた。

ラストの10分はもちろんだけど、個人的にはニーマン・コノリー・タナーの3人を順番にしばいていくフレッチャーのシーンが大好き。
ここからラストまでは狂気のシーソーゲームで、どっちがどっちを黙らせるかのせめぎ合い。
最後までフレッチャーがニーマンの事をどう思っていたのかは分からないけど、時折ニーマンを見る表情には愛が見えるんだよなぁ。

キャラバンもいいけど、ウィプラッシュのイントロが頭から離れなくなる…

やはり名作は何度も観ても名作だなと。今後もこんくらいの熱量ある映画が観たいな〜という映画ファンからの願いです。
スワット

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