原題/邦題『댓글부대/コメント部隊』
英題『Troll Factory(ネット/SNS上の偽情報で世論を操作する組織)』
2015年の同名小説がベースのようですが、「登場人物や団体名は変更されていますが、その他は事実に基づいています。」と出てきます。
自国の闇を続々とエンタメ化する韓国、改めて恐るべし。
大企業マンジョンの不正に関する特ダネ記事を出すものの、自殺者が出てしまい、SNS上で誤報を疑われ、個人情報までさらされた記者イム・サンジンは6ヶ月の休暇を取らされてしまう。
誹謗中傷が集まる彼のSNSに、大学教授らしき人物のまともなコメントを見つけ、会うことにする。
だが、その店に現れたのは、一人の若者。彼は仲間と3人で、イムの取材を阻止するため、偽情報で世論を操作するコメント部隊「チームアレブ」だと言うのだ。
ChAtTaTkatというユーザー名のその男の話に興味を引かれ、取材を進めるイムだが....
「嘘が混じった真実は、本当の真実よりもリアルに感じられる。」というのも出てきたり、何が真実で何が嘘なのか、イム視点で鑑賞する側も、混乱状態に巻き込まれていく感覚でした。
〈参考〉AYBABTUというワードが出てきますが、"All Your Base Are Belong To Us"の略語で、1989年の日本発のアーケードゲームの欧州版のセリフのいい加減な英訳で、ネットミーム化したもののようです。