監督のモーリー・スリヤさんはインドネシアの女性監督。脚本家としても有名でこれまでは女性目線の恋愛映画を撮っていた印象ですが、前作から闘うヒロインなアクション映画に挑戦中。作品を全て観た事がある訳ではないですが、女性が主人公なのは一貫していますね。
主演は久々な気がするジェシカ・アルバさんが女性軍人を演じる。父の死で故郷に戻るが疑問に残る父の死と故郷に蔓延るきな臭さ気づき立ち上がるというアクション映画でありがちではある…。
女性監督だし恋愛映画を撮っていた監督だからやっぱり途中でちょっとそっちに走っちゃうので息をつかせぬアクションを期待すると肩透かし…。
主人公が強すぎるのか敵がショボ過ぎるのか…何だか盛り上がらないですね。
黒幕もほぼ最初に見当がつくので盛り上がりに欠ける…だってあの人は登場から胡散臭いもの…。相手がショボいので展開もショボくて残念極まりない…もっと大きな陰謀が相手かと思ったのですが…。
それでも終盤は猪突猛進で無双なB級アクション映画でベタな展開でなかなか楽しめました。ジェシカ・アルバさんのキレた動きも良かったですし、彼女を愛でるなら丁度いいアクション映画です。
ただやっぱりこの監督さんはまだまだアクション映画に馴染んでないような気がしましたね。