ギャス

心の旅路のギャスのレビュー・感想・評価

心の旅路(1942年製作の映画)
3.0
欠けている自分は人を傷つけてしまう、という言葉はかなり真実だ。
男の"欠けた"ままの時間がとても長く続き、その間ずっと正体を明かさずに秘書としてそばにいる女の気持ちを軸にしてその"旅路"が描かれるという丁寧な映画だった。


ネタバレ
そばにいる女性はサバサバとして可愛らしくは描かれない。もう1人の身を引く女性は可愛らしい描写だが愚かではない、心からの愛を求める気持ちに嘘をつかない。
その辺のバランスがこの時代のわりに面白かった。
男は実は実力者でお金持ちで人格者というところは、メロドラマとして美しすぎるところか。
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