心の旅路の作品情報・感想・評価

「心の旅路」に投稿された感想・評価

うるふ

うるふの感想・評価

4.0
『心の旅路』

小説を原作とする実写化作品。
確か原作者が『ミニヴァー夫人』を書いた人でもあったはず。

ということは、ヒロインのグリアガースンは実写化作品に2つともヒロインでキャスティングされたこととなる。

この映画は主人公とヒロインの演技の巧さに尽きる。特に表情。

それがセットのお粗末感を打ち消してくれる。

前半での失語症の演技でイメージが作られるぶん、後半でのキリッとしたダンディなデキる男の雰囲気にやられてしまう。

ヒロインの登場シーンは息を呑む。

何事も無かったかのように再登場してくるものだから、元からそういう設定なのかと思わせるほどだと思う。

これほど人を本気で愛せるだろうか?
ストーリーに強引さはあるものの、そこは目を瞑れる作品です。ハリウッドのクラシック映画てご都合主義だと批判されることもありますが、これだけドラマチックに制作されたら認めざるを得ないと思います。
記憶喪失をモチーフにした作品ですが、主人公スミシィが記憶がなくても潜在的にかつての妻ポーラを覚えている点が切なくもあり心を打ちます。妻ポーラもかつての夫に対して、自分が妻なんだと打ち明けることもなく見守る姿にも心打たれます。
最後はハッピーエンドが待っていて、苦労が報われるところが古き良きアメリカ映画の良いところです。
スミシィとポーラの幸せな結婚生活から一転、スミシィが交通事故により記憶喪失という悲劇に合います。どん底に落とされるポーラ、そして子供も亡くなってしまうという悲劇の連鎖…。でも試練を乗り越えるところが、現代の映画でも引き継がれてると思います。「試練」は映画を面白くするための要素なんだと本作を観ると再認識できます。
ラストシーンはあまりに感動的です。冒頭に映し出された桜の花と、スミシィが住んでいた家、それらをラストで再び見せることによってスミシィの失った記憶を蘇らせる。見事なカタルシスに感服です☆最後に余計な演出もなく、スパッと終わったところも好感が持てます。
言葉がなくとも、二人の喜びを表情で語るところは素晴らしいと思いましたね。
MGM/UA ロイヤル・フェスティバル
三越ロイヤル・シアター
記憶喪失で自分の名前も家もわからない男が、かいがいしく世話してくれた女と結婚して子どもをもうけたが、結婚してからしばらく経ったある日、ひょんなことから昔の記憶を取り戻し、今度は妻子がいることをコロッと忘れて、フラッと実家に帰ってしまう。

という展開だけでもじゅうぶんおもしろく、この時点でIKKOさんなら「あがるアガるアガル〜!」と言いそうなところなのだが、このあとがまた凄い。すなわち、忘れられた嫁の逆襲である。いやもとい、試練である。

原題の Random Harvest は予測のつかない収穫、とでも言おうか。予測のつかない収穫。それは、主人公が妻になる女性と初めて出会う瞬間。そして、妻である女性と再び出会う瞬間。泣
切ないほどに一途に男性を愛する女性の物語。
「ひまわり🌻」と1位2位を競うほど好きです。
tak

takの感想・評価

4.5
記憶喪失の主人公が失われた記憶を取り戻してめでたしめでたし…って話ならいくらでもあるのだけれど、喪失中の愛情を取り戻せるのか?が絡んでくるストーリーだけに、ヒロインであるグリア・ガースンの耐える姿がひどく切ない。それだけに本当の名前を呼ばれるラストシーンに涙が止まらない。
「心の旅路」って邦題がなんとも素晴らしい。ハリソン・フォードが記憶喪失になる主人公を演じた映画「心の旅」という邦題、この映画へのリスペクトなんだろうか。
なお

なおの感想・評価

4.0
あらすじを読んで、観たかった映画。大好きな映画の一本に。
主演のグリアガーソンとロナルド・コールマンがとてもいい。
スミシーを助けて逃げる頃のポーラはしっかりもので、わりと思ったことをはっきり言う女性のイメージ、後半は好きな人を信じ寄り添い、とにかく耐え忍ぶ女性。
ロナルド・コールマンがオペラを観賞中、鍵を大事そうに
さわるシーンが素敵。

ラストはほんとに感動。
スミシ~また観たい!
脚本は本当に凄く面白いんだけど、良い所までいくのにちょっと時間かけ過ぎてない?
良い所というのは記憶が蘇る所だけれど、あそこもっと大袈裟にというか印象的な音楽使ったりしても良かった。“扉が開く”=“記憶が蘇る”は良いんだけども。
この手のやつもっと面白くて泣ける映画に出来ると思うんだけどなぁ…
とても残念。

登場人物は誰も悪くない、皆被害者であって悪いのは「戦争」だ。その戦争をもっと映画の中で批判してくれたら尚良し。
映画男

映画男の感想・評価

5.0
素晴らしい。記憶喪失する映画はよくあるけど、これが最高かな。
nilce

nilceの感想・評価

4.5
映画館でバイトをしていた時に、古い映画にハマっていた社員さんに借りて観た映画。

戦争で記憶喪失になった男が、献身的に支えてくれた女性と恋に落ち結婚して幸せになった矢先、外出先で記憶を取り戻し、今度は彼女との記憶を失ってしまう。数年後、実業家として忙しい日々を送る男。その傍に寄り添う美しく有能な秘書が、かつて自分の妻であったことを彼は覚えていない…。

というようなストーリーだったと思う。
ハーレクインロマンスかっ!というような設定ですが、当時の人気小説の映画化だったと聞いています。
物悲しい雰囲気のヒロインが、美しい。
好きな映画です。

1942年の映画なのかっ!?びっくり!