心の旅路の作品情報・感想・評価

「心の旅路」に投稿された感想・評価

記憶を失くした軍人が、素敵な女性と出会うも今度はその記憶を失くしてなんやかんやする話。

話のゴールが明確なので、思わず応援したくなる。

このレビューはネタバレを含みます

完璧に尻に敷かれるなチャールズ。
もうポーラが健気で献身的過ぎて胸が痛い。

チャールズのスミシー時代の記憶を取り戻す為に誘導していくポーラの必死さに共感。

ポーラが取り戻してほしい記憶

戦争の後遺症で記憶を無くしたスミスの心の拠り所はポーラただ一人。
愛し愛され二人は結婚。
新居を構え、待望の男の子ジョンも授かり、マーキュリー社の社員として採用され、順風満帆。
幸せな日々は続くと思われたが...

中々思い出さないチャールズに若干イライラした(=д= )ヲイヲイ

『明日の夜、帰るよ』と言ったまま、帰って来ないスミシーを探しあて、秘書としてずっと側で支えていたポーラの行動力と有能さと愛の深さには賛辞を送りたい。

ほらチャールズ。もう頭が上がらないね。

原作『ジェームズ・ヒルトン』

このレビューはネタバレを含みます

純愛。精神病の青年を拾って支えてあげられる人がいるだろうか?
その後、記憶を取り戻すまでの過程や描かれていない場面外のポーラの努力、虚しさ、希望と絶望、悲しみたるや想像に難くない。
一番側にいたのに気がつかなかった歯がゆさ、もどかしさも、スミシー(チャールズ)の記憶が戻ってから葛藤するだろうが、2人の思いがあればきっと乗り越えられるはず。
ハッピーエンドでよかった。
じょの

じょのの感想・評価

3.0
グリア・ガースン演じるポーラの献身に胸打たれる。
その奥ゆかしさが現代劇向きではないせいか、こんなによく出来た筋書きなのに、リメイクはされていない模様。
伏線の張り方もとてもいいし、ハラハラさせておいてハッピーエンドなのも好感が持てた。
ラストは引っ張らず、いいところで終わるため、心にいつまでも残る作品となった。
atsuman

atsumanの感想・評価

3.6
非の打ち所がないというか、骨格がしっかりしてる普通のいい話。好きにはなれないが
U-NEXTで鑑賞。本配信サービスで監督マーヴィン・ルロイ、グリア・ガースン主演の作品立て続けに3作づつ観た。ルロイ作品がキューリー夫人、哀愁、本作。ガースン作品がキューリー夫人、ミニヴァー夫人、本作。4作とも1940年代はじめ、ともに油が乗り切っていた時期の作品かと思う。グリア・ガースンは40歳になったばかり、どの作品でも美しいが3作では異なるタイプの女性を見事に演じ分けている。
対するロナルド・コールマン。コールマン髭は彼にしか似合わない。渋くかっこいい。記憶喪失をわずらった視線の焦点が定まらない男から、人格者で切れ者のビジネスマン、政治家をこれまた見事に演じ分けている。

チャップリンの「街の灯」の男女が入れ替わった結末かと予想しながら見ていくと、中盤ポーラが名前を変えて現れる、この登場シーンがちょっとミステリータッチでドキッとした。
ラストシーン「ポーラ」、「ダーリン」の短い台詞が本作品を名作にならしめたと思う。子ども、孫の世代にも受け継がれ、観続けられてほしいものだ。
scarlett

scarlettの感想・評価

4.2
記憶の点と点が繋がるまでが長くて、その間のポーラの苦しみを考えると心がいたたまれない!3年の記憶が最後に戻った時の2人の喜び(特にポーラ)は計り知れないだろうなぁ、、ラストは泣いた、、、
しまこ

しまこの感想・評価

4.0
たった三年しか一緒に過ごせなかったなんて。その後自分の身を隠して愛する人の側にいる気持ちがほんとに切ない。ずっと、早く記憶を取り戻して!ってもどかしかった(笑)それらがあっての最後。良かったです。昔の映画の方がドラマチックでいいなぁ。
見終わった後の率直な気持ちは、また凄い名作と出会えたなという事。
そして映画ファンを名乗っておきながら、本作の存在を最近まで知らなかったことを恥じる思いも沸き上がりました。

記憶を無くした夫が戻ってくるのを信じて、彼のそばで身元を隠し、秘書として仕える妻。
スミシィとポーラの長い旅路を描いたラブストーリーであり、深いヒューマンドラマ。邦題の「心の旅路」も完璧なタイトルでしょう。

健気で辛抱強く夫のスミシィの記憶が蘇るのを待ち続けるポーラを演じたグリア・ガースンの美しさと名演に釘付けでした。現代の女優でいうと、メリル・ストリープが一番近いタイプでしょうか。

目の前にいるのに、思い出の物を見せても、彼の記憶は戻ってこない。「私が妻よ」と言いたくても言えない心苦しさが伝わってきます。

そして夫のスミシィを演じたロナルド・コールマンの演技も特筆もの。冒頭の戦争が原因で精神に問題を抱えている姿と、中盤からの親の会社を引き継いで社長業をこなす姿を比べると、別人としか思えないほどの振れ幅。

この映画の大きな魅力はやはりこの主演2人の卓越した演技力。そして物語自体もシンプルながらも丁寧。なかなか辛い場面もあるけれど、ラスト10分は同じクラシック名作の「素晴らしき哉、人生」に負けずとも劣らないほどの素晴らしさ!

この終盤での徐々にスミシィの記憶が戻っていく流れが鳥肌ものの感動を呼び起こしてくれます。それまでの劇中で何度も感じたもどかしさが全て吹き飛びました。この評価の高さも当然納得です。

昔の名作と呼ばれている作品もそれなりに見てきたつもりでしたが、まだまだこんな名作がある事に気付かされました。これだから映画鑑賞は止められない!笑
ジェームズ・ヒルトンの原作を読みたい。後世の記憶喪失を扱った脚本に大きな影響を与えた作品だと思う。
映画としては、感情の秤が動くシーンが少な過ぎて、人間関係の変化があまりにも早過ぎるように感じてしまった。
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