現代フランス移民問題事情を下敷きにしてるけど、わりとどっち付かずで普通なモンスターパニック。
なんかサム・ライミが絶賛してたとか聞いてなんとなく見に行ってみた。
まず本作はフランスの大型アパートで危険な蜘蛛が放たれたーといういかにもB級っぽいパニック映画になっており、オーソドックスなシチュエーションを普通になぞっていっただけの作品に見えた。
ラジ・リ監督"バティモン5"みたいに現代フランス移民事情を見せるスタイルは好感持てるけど、正直褒めるとこそこしかないぐらい本編のパニック要素はフツーすぎる。スプラッターや人体損壊描写も無い、それなのに絶妙にぶっ飛んだ展開にリアルさも無いストーリー性とリアリズムのどっちつかずな微妙さだけが残った。